設備投資いらず!”即戦力ラボ”で変わる研究開発の進め方

設備投資いらず!”即戦力ラボ”で変わる研究開発の進め方

「ラボシェアリング」という利用スタイルをご存知でしょうか?

この記事では、研究開発の分野で注目されている「ラボシェアリング」の概要と、ほかの手段と比較したときのおすすめポイントをわかりやすくご紹介します。

ラボシェアリングってなに?

「ラボシェアリング」とは、実際に運営しているラボを、みんなでシェアして実験するという新しい設備利用のカタチをいいます。そこで貸し出しているラボのことを「シェアラボ」と呼び、必要な時に必要なだけ、設備を利用することができます。この”即戦力”の環境が、従来の研究施設とは異なる新しいカタチということです。

ここからはラボシェアリングのおすすめポイントを5つのパートに分けてご紹介します。

その1・セットアップの手間いらず

実験室を始めるときに、一番ネックになるのが、設備を導入して準備する、セットアップの過程です。従来のインキュベーション施設だと、お部屋と水道や電気と言ったインフラは整備されているものの、機器や設備は用意されていないケースが多いのです。セットアップの手間といった問題が、研究開発を始める際の障壁となってしまい、やりたい実験ができなかったという経験をされた方も多いのではないでしょうか?

そこで、「ラボシェアリング」の出番です。「ラボシェアリング」なら面倒なセットアップの時間と労力を省けるため、即日~数日の短期間で研究開発に集中できる環境を持つことができます。研究者の方々にとって、この”即戦力”の環境は非常に価値があるものですね。

その2・メンテナンスの手間いらず

実験機器や設備は定期的なメンテナンスが必要ですが、シェアラボではこの管理運営をラボ側が代行してくれます。

自力でのメンテナンスが必要なインキュベーション施設や自社ラボと比べ、機器のメンテナンスや不具合の対応に時間を取られることなく、実験に取り組むことができます。設備の使い方に不慣れな場合でも、シェアラボのスタッフからアドバイスを受けられる環境はとても心強いはずです。

その3・契約期間が自由自在

インキュベーション施設などは、1年単位の長期間利用が基本で、途中解約や延長などが難しい場合がほとんどです。これでは短期プロジェクトや変動的な研究スケジュールに対応できないこともあります。

シェアラボの場合は、たった1日からのスポット利用も可能です。審査や諸手続きも数日から一か月程度で、すぐに実験を始めることができます。もちろん、研究の進行状況や予算に応じても利用計画を調整することができます。

下のフローチャートのように、研究スケジュールは数日~長期まで様々あります。こうした利用者側のスケジュールに合わせた利用も可能なのが「ラボシェアリング」の大きな特徴の一つです。数日だけ実験したい方も、1か月集中して取り組みたい方も、長期でじっくり研究したい方も大歓迎です。

その4・バラエティーに富んだ設備や施設が利用可能

シェアラボの多くは、元々の管理者側が使用しているところを間借りするタイプです。そのため、より専門性が高く、バラエティーに富んだ設備を保有しているところが多いといえます。

「新規プロジェクトで正直その分野にはあまり明るくないんだけど…」、と言う場合は、技術指導のできるラボもあるため、ぜひ一度ご相談ください。

その5・費用がお手頃

ここまで「ラボシェアリング」のおすすめポイントをご紹介してきましたが、最大の魅力は何といってもリーズナブルなところです。

セットアップを自社で行う場合、ドラフトや運送・搬入据付費などを含めた金額が必要になります。しかし、「ラボシェアリング」では実験設備・機器込みで月額35万円から利用できます。自前で設備を購入・維持するコストと比較すると大変経済的ですね。

初期投資を抑えられることで、スタートアップや小規模研究チームでも高度な研究環境を利用できるようになります。最低限のコストで最大限の成果を生み出せるかもしれません。

おわりに

今の時代に合ったフレキシブルな「ラボシェアリング」の魅力をお分かりいただけたでしょうか?セットアップやメンテナンスの手間がなく、契約期間の柔軟性が高く、多様な設備が利用でき、しかもコスト効率が良いという、従来の研究施設にはなかった多くのメリットがあります。

「ラボシェアリング」で、あなたの研究開発を加速しましょう!

研究設備カテゴリの最新記事